はじめに

バイオメカニクス研究室とは

 バイオメカニクスとは、バイオ(生物・生命)のメカニクス(機構)を研究する学問です。当研究室では、連続体力学を基盤として、人をはじめとする生体の仕組みについて研究をしています。 生体と機械工学は、一見何の関係もないように思われるかもしれません。しかしながら、心臓は血液のポンプですし、血管は血液が流れる流路です。呼吸は、酸素と二酸化炭素との物質交換です。 人の体に限ってみても、力学に関連した機構の例は枚挙に暇がありません。意外に思われるかもしれませんが、ある種の病気は、力学的な刺激によって惹起されます。宇宙飛行士は、重力の影響を受けないため、筋力が低下し、骨がもろくなります。これも、力学的刺激に対する生体反応の1つといっても良いでしょう。
 当研究室では、機械工学を基本学理として生体の様々な仕組みの謎について解き明かすべく、研究を行っています。これにより、種々の病気に対するより良い診断法や治療法の提案、人工臓器開発の手助け、さらには、生物機構を模倣した新規工業製品の開発などを行っています。

バイオメカニクス研究室を志望する学生の皆さんへ

 当研究室では、機械工学の中の特定学問(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学等)を研究しているわけではなく、生体・生物の仕組みを調べるために、種々の学問を組み合わせて研究を進めています。研究では、機械工学の学問に加えて、医学や生物学も必要になりますが、研究室に入ってから学修すれば十分です。また、機械工学の各学問についても、バイオメカニクス特有の現象に対応するべく、より深く学んでいきます。  研究は、実験と計算の両方の側面から進めています。ほぼ全ての研究が、他大学や病院との共同研究になっており、研究を通じて種々の価値観に触れることで、自己の哲学を確立していってほしいと思っています。生物を勉強したことがなくても全く問題ありません。機械工学を通じて、医学や生物学に貢献したいと思っている人、大学時代ぐらいはちょっと違ったことがやりたいと思っている人、研究に没頭したいと思っている人、大歓迎です。3年生以下の学生で研究に触れてみたいと思っている人も歓迎です。就職については、他の研究室と比べて、不利になることは全くありません。是非、一度、研究室に来てください。

FAQ

コアタイムはありますか?

コアタイムはありません。各人の研究の進捗状況に応じて、研究する時間は変化します。学会等の発表前であれば、当然、研究に没頭しなければなりませんが、通常はそれほどでもありません。ただし、真理を見つけるためにはそれ相応の努力が必要です。

アルバイトはできますか?

できます。ただし、日中は基本的に研究室に来て、研究しますので、日中のアルバイトは難しいです。夕方以降および土日であれば、学業に支障のない範囲内で可能です。

就職活動はできますか?

できます。予め、連絡すれば、就職活動のために研究室を休むことができます。ただし、就職活動においては、研究内容や研究の進捗などが質問されます。研究をやっていないと、就職活動自体がうまくいかないので注意が必要です。

就職先はどうなっていますか?

当研究室では医療や生物に関する研究を行っておりますが、就職先がこれらに影響されることはありません。自動車や重工業系の企業に就職した学生も多くいます。むしろ、他とは異なる研究を行っているために就職面接において興味を持ってもらえるという話もあります。

生物(なまもの)は苦手です

医学系の研究においても、全く生物(なまもの)を見ない研究もあります。血が苦手という方でも、そのような研究テーマがありますので、問題ありません。

過去のお知らせ