機械式フルート吹奏装置の開発



研究の背景と目的

現在,管楽器の機械演奏についての研究は演奏機械を作ること自体が目的であるものが多く,奏者の呼吸器系の影響を十分に考慮し,効果的な練習法を探ること目的としたような研究は知る範囲ではなされていません.呼吸器系は単なる配管系とは異なり,柔らかくかつ複雑な断面形状の管が連なったであり(図1),その形状は時間とともに能動的に変化します.本実験では人間の呼吸器系を基により良い音色を出すためにはどのようなことが必要なのか,発音原理の単純なフルートを例にとり(図2),機械的モデルを用い演奏機械を作成し研究しています.

    

図1 呼吸器            図2 フルート

研究方法

図1に装置の概略を示します. 圧力源から供給された空気はエアフィルタを通り,電空レギュレータで圧力が調整され,吹き込み位置調整装置でフルート頭部管の歌口先端に対する吹き込み角度や位置を調整され歌口に吹き込まれます.途中レギュレータから出た空気の圧力を圧力トランスデューサで測定します.これにより得られる圧力立ち上がりの経緯,吹き込み角度や位置,吹き込み口の形状を変え,フルート演奏時にどのようなことが重要であるかを研究,考察しています.


図3 装置の概要図

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Biomechanics Laboratory
Nagoya Institute of Technology